国分寺青年会議所とは
当会議所は、1972年5月28日、37 名の若者によって、日本全国で505 番目の青年会議所として創立されました。以来、「幾多の先輩によって築かれた立派な郷土とその歴史を受け継ぎ、更にこれを時代の変化に即応し、快適な機能と人間 性に溢れた地域社会に向上発展させること」を目指して運動を続けてきました。これからも、「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、明るい豊かな社会の実現を目指した運動を続けていきます。
昭和49年4月9日
われわれ青年は学窓を出てから、社会に於いてそれぞれの職業に従事しておりますが、何かしらそれだけでは充実感に欠け、共に語り、共に喜び、共に励まし合う青年だけの共通の広場を求めております。一方われわれの街国分寺におきましても、近年の急激な都市化の進展によりまして、人口は著しく増加し、商工業の発展もめざましいものがありますが、反面、市民の住む街に対する理解域は親近感、市民相互の連帯感乃至公共意識は希薄になり勝ちであり、市民の地域社会への関心の高揚が、必要であるといわれております。われわれが求めてやまない公共の広場が、即ち青年会議所(Junior Chamber Incorporated)略してJCであり、そしてまた、その広場を通してわれわれ青年が個々の利害を超えて、われわれ青年の持つ若さと情熱を以て明るい豊かな地域社会を、さらに平和な国家の建設を目的とした団体が、青年会議所(JC)であります。即ちJCは次代の担い手たる責任感を持った20才から40才までの指導的立場に立つ青年にとって組織され、世界的な不備不覚の立場から、地位社会の開発、日本経済の発展と福祉国家の実現、国際社会に寄与することを目的として、正しい力強い歩みを続ける団体であります。
JCメンバーはJCの三原則を遵守し、良識ある行動をしなければなりません。
三原則の第一は社会への奉仕(Service)であります。
われわれ青年は、その個人的弱さから脱皮し、結ばれた団結の力により積極的に社会に対して働きかけ、若さと情熱を持った実行する団体の構成員として、社会への奉仕を行います。
第二は自己修練(Training)であります。
われわれは次代の担い手であるという観点に基づいて、実力、識見を涵養するために、個人修練を行います。
第三は友情の育成(Friendship)であります。
人間の個人的結びつきが、都市から都市、国から国へとJCの組織によって育成され、ここに初めて平和で美しい世界が生まれるのです。
JCのこのような理念は、世界中の指導的青年層の共感を呼び、JCは世界80数ヶ国、会員数40余万人、日本に於いても全国490余都市に存在し、会員数3万数千人に達しており、その成果を各方面から多大の関心を寄せられております。
皆さん、幾多の先輩によって築かれた立派な郷土とその歴史を引継ぎ、更にこれを時代の変化に即応し、快適な機能と人間性に溢れた地域社会に向上発展させることは、われわれ青年に課せられた責務であります。
われわれは、このような目的を持って、国分寺青年会議所(Kokubunji JC)を是非設立したいと念願するものであります。
国分寺に存在し、或いは勤務する青年同士が相集い、相図り、理想の実現に邁進しようではありませんか。皆様の積極的なご協力を心からお願いし、同時にご入会をおすすめする次第であります。
国分寺青年会議所設立準備委員会
委員長 島野 敏明
昭和47年5月28日
本日、ここに参集した37名の若人は、指導者訓練を基調とした自己修練に励み、相互の友情を深めつつ、経済、社会、文化等に関する諸問題を調査研究し、社会奉仕により国分寺市を中心とする近隣地域社会の開発、更には日本経済の正しい発展を図り、かつ国際青年会議所の機構を通じ世界諸国間の国際理解及び親善を助長し、世界の繁栄と平和に寄与することを目的として、ここに国分寺青年会議所の創立を宣言いたします。
理事長所信
国分寺青年会議所 2023年度 理事長所信第52代理事長 安東 周二郎

【はじめに】
1972年5月28日、37名の若者によって国分寺青年会議所は全国で505番目に創立されました。以来、積極的な変化の創造をもって受け継がれてきた国分寺青年会議所の運動は本年で52年目を迎えることができました。先輩諸氏が築き上げてきた思いと地域関係諸団体の皆様のご協力、そして2023年度この最高のメンバーと共に運動ができることに感謝の念を抱きながら、本年をスタートさせていただきます。
本年の国分寺青年会議所の運動目的は、「共感と共助による持続可能な共創社会を目指して」とします。人の行動は何かに共感してはじまるものだと思います。他者の意見や感情に自分が同調して何か行動をはじめたという経験があるのではないでしょうか。私も入会以来、たくさんの共感によって活動し、人のために動く大切さを学ぶことができました。「共感」により人が集まり、「共助」により補い合い、価値を「共創」する。私たちメンバー一人ひとりが、活動に共鳴しながら自信を持って一年間運動展開してまいります。
【過去最大の会員拡大】
青年会議所の最大の運動は会員拡大です。それは、同じ志を持ち共鳴し合える仲間が増えることで、より多様性に富んだインパクトのある事業ができるからです。会員拡大運動において最も大切なのは、メンバー全員で取り組むことです。私たち一人ひとりが青年会議所運動に価値を見出し、地域団体・企業との繋がりを強く意識し、地域の人々に共感してもらえる運動展開ができれば、自ずと共に活動する新たな仲間が集う組織になるはずです。これからの時代に即した柔軟な組織運営をしていくことで、若い世代が活躍できる組織へ変化をし、メンバー全員で過去最大の会員拡大を目指します。
【地元愛溢れるまちを目指して】
私たち青年会議所が目指す社会とは、住み暮らす人々がまちに興味を持ち、共感と共助が広がっている社会であると確信しています。その中で、次世代を担う子どもたちが自己肯定感と地元愛を育むことで持続可能な地域に近づきます。
近年の子どもたちを取り巻く環境は、私たちの育ってきた環境と大きく異なりをみせています。約束をせずに友達の家に行き、ピンポンを押す。公園で遊んだ後に駄菓子屋でお菓子を食べる。そのような地域の関係は希薄になってきていて、パンデミックによりさらに拍車がかかっていると感じます。地域をより良くしたいと考える私たち大人は、人と人との関係が地元愛に大きく関係することを知っています。そして、国分寺には素晴らしい地域団体、企業が数多くあります。
地域内の様々な団体、企業、行政、そして市民と共に、対話し、協働することで、子どもたちを取り巻く環境を少しでも変えることのできる運動を展開します。
【共感を得られる広報】
より多くの人に青年会議所運動を知ってもらい、共感を得ることでより良い運動発信ができると私は考えます。そのための重要な役割を担うのが広報活動です。近年の SNS の普及によりいつどこにいても情報を発信することができるようになった一方、受け取る側は膨大な情報の中から自分の興味のあるもの、共感できるものを選択するようになっています。
国分寺青年会議所でも近年、様々な SNS を活用した広報活動を行っていますが、今後より一層、受け取る側を意識していく必要があると考えます。本年は地域内の様々な団体からも積極的に情報収集して、国分寺青年会議所の名前だけではなく、活動や運動、地域全体に対する共感を広げていける広報を一年間続けていきます。
【魅力的な組織へ】
青年会議所は「青年が社会により良い変化をもたらすための発展と成長の機会を提供する」ことを使命としています。しかし、機会を提供してもメンバーが参加をしなければ何も意味がありません。国分寺青年会議所においても入会3年未満のメンバーが約半数となっており、短期間で新入会員メンバーが発展と成長をしていく必要があります。
なんのために積極的に参加するのか。そもそもなんのために青年会議所活動を行っているのか。入会のタイミングに関係なく、青年会議所の理念を学び、運動を起こすことができる学びの機会をより多く実施することが必要だと考えます。そうすることにより、運動をつくりだすことができるメンバーが増え、より優れたリーダーが溢れる魅力的な組織となるはずです。
【能動的な総務】
青年会議所の運動は、会務運営の上に成り立っています。決して目立つことのないこの会務運営こそが組織を機能させ、国分寺青年会議所の運動を半世紀に渡り支えてきました。
そして昨年5月、当会は一般社団法人格を取得しました。運用も含めて定款を含む様々な規定の最適化をすると共に、運動目的を達成するために常に改善を行っていく攻めの意識を持った能動的な会務運営へと変化します。
【最後に】
まちをより良くすることは決して簡単なことではありません。どんなに願っても行動を起こさなければ変わることはありません。誰かが考え、具体的な行動を起こすことでまちは変わると考えます。青年会議所には共に挑戦ができる仲間がいます。失敗を恐れず、果敢に挑戦を続けてきた先輩諸氏の襷があります。そして、その襷を受け取ってくれる後輩がいます。
私は入会して8年目になり、本年で卒業を迎えます。最終年度で理事長の職を預からせていただくからには、次の世代のメンバーに国分寺青年会議所の志と理念を伝える責任があります。そのためにも、決して笑顔を忘れずに、大好きなメンバーと共に「共感の輪」をまちいっぱいに広げていける一年にすることを宣言し、所信とさせていただきます。
組織図

組織概要
- 名称
- 国分寺青年会議所
- 理事長名
- 安東 周二郎(2023年度 第52代理事長)
- 事務所所在地
- 〒185-0011
東京都国分寺市本多2-3-3(国分寺市商工会館内)
- 創立
- 1972年(昭和47年)
- TEL
- 042-323-1011
- FAX
- 042-323-0560
- info@kokubunji-jc.jp
歴代理事長
初代 | 島野 敏明 | 二十七代 | 小柳 弘 |
---|---|---|---|
二代 | 島野 敏明 | 二十八代 | 原田 雅章 |
三代 | 込山 悦功 | 二十九代 | 鈴木 徹 |
四代 | 岡部 寛 | 三十代 | 尾作 義明 |
五代 | 斎藤 史郎 | 三十一代 | 込山 雄茂 |
六代 | 縄 康雄 | 三十二代 | 谷田 徹成 |
七代 | 星野 信夫 | 三十三代 | 新納 昭秀 |
八代 | 内野 信治 | 三十四代 | 高橋 直樹 |
九代 | 米沢 実 | 三十五代 | 井口 朗 |
十代 | 小笠原 仁 | 三十六代 | 荒井 大介 |
十一代 | 浅見 宥仁 | 三十七代 | 矢野 朝則 |
十二代 | 阿部 芳弘 | 三十八代 | 宍戸 聡之 |
十三代 | 田中 久男 | 三十九代 | 白木 毅生 |
十四代 | 山田 和民 | 四十代 | 本多 貴明 |
十五代 | 岡 孝彦 | 四十一代 | 大出 浩 |
十六代 | 田村 進二 | 四十二代 | 田和 洋太 |
十七代 | 羽田 博晴 | 四十三代 | 萩原 昌幸 |
十八代 | 小川 泰正 | 四十四代 | 浅見 正一郎 |
十九代 | 濱仲 幸弘 | 四十五代 | 藤原 英作 |
二十代 | 岸 進 | 四十六代 | 飯沼 寛量 |
二十一代 | 花沢 仁 | 四十七代 | 山本 雄一 |
二十二代 | 福本 至行 | 四十八代 | 花沢 健太郎 |
二十三代 | 中村 稔 | 四十九代 | 小坂 和司 |
二十四代 | 坂本 明美 | 五十代 | 尾澤 脩 |
二十五代 | 興津 秀憲 | 五十一代 | 小林 謙介 |
二十六代 | 三野輪 博 | 五十二代 | 安東 周二郎 |
歴代理事長
初代 | 島野 敏明 |
---|---|
二代 | 島野 敏明 |
三代 | 込山 悦功 |
四代 | 岡部 寛 |
五代 | 斎藤 史郎 |
六代 | 縄 康雄 |
七代 | 星野 信夫 |
八代 | 内野 信治 |
九代 | 米沢 実 |
十代 | 小笠原 仁 |
十一代 | 浅見 宥仁 |
十二代 | 阿部 芳弘 |
十三代 | 田中 久男 |
十四代 | 山田 和民 |
十五代 | 岡 孝彦 |
十六代 | 田村 進二 |
十七代 | 羽田 博晴 |
十八代 | 小川 泰正 |
十九代 | 濱仲 幸弘 |
二十代 | 岸 進 |
二十一代 | 花沢 仁 |
二十二代 | 福本 至行 |
二十三代 | 中村 稔 |
二十四代 | 坂本 明美 |
二十五代 | 興津 秀憲 |
二十六代 | 三野輪 博 |
二十七代 | 小柳 弘 |
二十八代 | 原田 雅章 |
二十九代 | 鈴木 徹 |
三十代 | 尾作 義明 |
三十一代 | 込山 雄茂 |
三十二代 | 谷田 徹成 |
三十三代 | 新納 昭秀 |
三十四代 | 高橋 直樹 |
三十五代 | 井口 朗 |
三十六代 | 荒井 大介 |
三十七代 | 矢野 朝則 |
三十八代 | 宍戸 聡之 |
三十九代 | 白木 毅生 |
四十代 | 本多 貴明 |
四十一代 | 大出 浩 |
四十二代 | 田和 洋太 |
四十三代 | 萩原 昌幸 |
四十四代 | 浅見 正一郎 |
四十五代 | 藤原 英作 |
四十六代 | 飯沼 寛量 |
四十七代 | 山本 雄一 |
四十八代 | 花沢 健太郎 |
四十九代 | 小坂 和司 |
五十代 | 尾澤 脩 |
五十一代 | 小林 謙介 |
五十二代 | 安東 周二郎 |



年表
